成長期のお子さまへ

お子さまの成長に合わせて
当院の相談対象は5歳から骨端線が閉じる前までです。成長が進む速さには個人差があり、同じ学年でも、これからの伸び方は異なります。年齢だけで治療を始めたり、相談をあきらめたりせず、今の状態を確認しましょう。
5歳〜小学生のご相談

学校や園の記録が、
大切な手がかりになります。
背の順や友達との比較だけでは、お子さまの成長の状態はわかりません。測定日と身長・体重を記録し、どのくらいのペースで伸びているかを確認します。
食べる量が少ない、疲れやすい、急に伸びがゆっくりになったなどの変化も相談の手がかりになります。必要な場合には、身長の治療に先立って原因となる病気を調べます。
中学生・高校生のご相談

声変わり・初潮で不安になったら。
思春期は身長が大きく伸びる一方、骨の成熟も進む時期です。声変わりや初潮はその手がかりですが、それだけで残り何cm伸びるかを正確に決めることはできません。
「中学生だからまだ大丈夫」「15歳を超えたから遅い」と決めつけず、最近の伸び方と骨年齢を合わせて確認します。ご本人が身長を気にしている場合も、気持ちに配慮して説明します。
骨年齢を調べる検査について詳しい説明を読む
声変わり・初潮のあと、何を確認すればいい?
「声が低くなったから、もう伸びないのでは」「初潮が来たので、今からでは遅いのでは」。思春期の変化をきっかけに、急に心配になるご家族もいらっしゃいます。まずは変化が始まった時期と、その前後の身長の記録を整理しましょう。
思春期の進み方は一人ひとり違います。残りの成長を考えるには、体の変化だけでなく骨年齢や成長速度を合わせて確認します。「この年齢なら必ず伸びる」「この変化があればもう終わり」といった一律の判断はできません。
声変わり・初潮など
過去の測定記録
左手のレントゲン
成長を支える生活習慣

十分な食事、規則的な睡眠、無理のない運動は、健やかな成長の土台です。特定の食品や運動だけで、最終身長が確実に伸びるわけではありません。
生活習慣の改善と、原因となる病気の評価は、それぞれ大切です。努力が足りないから背が低い、とお子さまやご家族を責める必要はありません。
参考:日本小児内分泌学会「低身長」。診断・治療の適否は、医師が個別に判断します。
ご本人の気持ちを大切に
友達と比べられることがつらい、注射が怖い、今は身長の話をしたくない。お子さまの気持ちは、保護者の心配とは違うことがあります。治療の説明を受ける前に、本人が何を知りたいと思っているのかを聞いてみてください。
ご家庭で毎日身長の話をすることが負担になる場合は、測定や相談の機会を決めておく方法もあります。治療を始める場合は、誰が注射を手伝うか、学校行事や旅行のときはどうするかまで、無理のない続け方を医師と確認します。